1月29日(水)

真夜中に日本を発って、その日の早朝6時にウィーンに到着? 8時間の時差が有り約12時間の長旅なのですが、深く考えずにウィーン時間で朝からパワフルに動きました。
思ったよりも暖かくてビックリ!身軽に終日休み無く過ごしてしまいました。一日がとても長く「うたた寝から就寝」してしまいました。画像は、ウィーンのシンボル「シュテファン寺院」、そして私がウィーンデビューした「楽友協会」です。


1月30日(木)

ウィーン市立芸術高校の100周年記念コンサートにご招待して頂きました。音楽科のピアノ指導をされている Medicus (メディクス) 先生は、私のウィーンで初めてのコンサートで伴奏をしてくださいました。それから約20年以来、この学校との交流授業やイベント私の生徒たちも日本から訪墺して参加していました。
コンサートの初めに私の紹介をしてくださって… 正装で伺えば良かったと後悔しました。小さく可愛いかったメディクス先生のご子息も立派になって、私のウィーンの歴史?を懐かしく思い出しながらコンサートを聴いていました。画像は、コンサートの様子とメディクス先生とトビアス君です。

1月31日(金)

昨年から、ウィーンからのワイン輸入事業に関わっています。ウィーン市が経営する Cobenzl ワイナリーから、「ロゼスパークリングワイン」を、私の4年の思いを越えて初輸入をしました。墺日国交150記念の年に実現出来て嬉しかったです。
好評で2回目の輸入を検討することになり打合せをしました。未だ事業としては成り立っていないですが、京都綾部 横田商店さんと末長く良い展開をしていきたいです。ウィーンのワインが私の音楽活動のアクセントになってくれるように、本業を更に力を入れたいと思っています。


2月1日(土)

ウィーンは15℃ ⁉︎  2月とは思えないくらい暖かいです。半袖Tシャツの人も見かけます。本来なら手袋やマフラーが必需品なのに… 到着してから、未だ荷物も出していなくてその日暮らしでした。冷蔵庫も空っぽだったので買い物、洗濯、掃除…
3日早朝に日本から、私の生徒のLちゃんとEちゃんが来てくれるので 楽しみにしている私です。
コンサートは2月3日から、私が大好きなお友達が待っていてくれる5区の Mardareten (マルガレーテン) がスタートです。


2月3日(月)

始発電車で日本から来るRちゃんとEちゃんを空港へ迎えに行きました。昨日まで春のようだったお天気は雨風で…Rちゃんは雨女?日本でレッスンに来る時は雨降りが多く、ウィーンにも雨を連れて来てしまったようです。
コンサートの初日は、5区のマルガレーテン(Margareten) お馴染みの方々が多くコンサート前から和やかモードでした。一曲ずつ「ブラボー!」と声をかけてくださる方がいて、私も少しづつハイパワーになっていきました。


2月4日(火)
ウィーンを訪れたら必ず訪れるダンスの会に行きました。ダンスをするのはウィーンだけなので毎回、少し不安ですが楽しく踊って再会を楽しみました。
午後からは日本から来てくれたRちゃん、Eちゃんを市内観光に案内しました。紹介したいところが多く有って悩みます。

2月5日(水)

私がウィーンに到着して1週間が過ぎました。何だかずっと前からウィーンに居るような錯覚が有ります。
赤いライオン通り「Rotenloewengasse」と言われる道に有る、9区のRossaouでのコンサートでした。空を見上げると赤い雲が浮かんでいて…声の調子が、まあまあだったのでお客さまと一緒に私もコンサートを楽しみました。ファッシング(謝肉祭)が近いので、この時期は何処の会場でもカラフルです。


2月6日(木)

ドナウ川を越えて21区Leopoldau会場でのコンサートでした。街並みは比較的新しくモダンな建物が多いです。一般の方々も来場くださって満席の賑やかなコンサートになりました。私がウィーンの歌を歌うと、お隣りの席の方々と手を繋いで聴いてくださる方々の光景が嬉しかったです。
「日本が好きです!」「羽生結弦選手は凄いですね」「今年も桜の森祭りに行きます」などの声もかけてくださいました。


2月7日(金)

日本から来てくれたRちゃん(以降 梨紗ちゃん)Eちゃん(以降 えみちゃん)に市内観光を案内しました。今年生誕150年のベートーヴェンのお墓、楽友協会、ヨハンシュトラウス像の有る市立公園を案内して、夜はオペラ座で「オテロ」を鑑賞しました。感激して喜んでくれる笑顔を見ていると、もっと色々とウィーンを案内したいと思う気持ちが溢れてきます。
画像は黄金色の「ヨハンシュトラウス像」と「オペラ座の中」です。


2月8日(土)

梨紗ちゃん&えみちゃんのことを「Zwei M?dchen」(2人の女の子たち)と、皆が呼びます。2人の女の子たちは自力?でザルツブルク観光に出掛けました。私は新しい伴奏者の千佳さんと合わせました。千佳さんは2人の女の子たちと同世代で現在1年目のピアノ専攻の留学生です。娘のような思いになりますが、しっかりと私の歌に合わせてくれました。


2月9日(日)

ウィーン市立芸術高校のMedicus(メディクス)先生(ピアノ)と、このホームページ「ウィーンからのお便り」を書いてくださる村田さんと3人で会いました。
今後のコンサート活動について助言をしてくださり、とても良い時間を過ごしました。4月にはMedicus先生のお誕生日パーティーにもご招待頂き、是非とも私は伺うことにしました。
2人の女の子たちは「シェーンブルン宮殿」を時間かけて観光したようです。


2月10日(月)

私のコンサートで梨紗ちゃんが飛び入りでピアノを演奏することになりました。19区Residenz D?blingの立派な会場に、梨紗ちゃんの心地よい音色が響いていました。ディレクターのGerhardさんも、そしてお客さまも喜んでくださいました。梨紗ちゃんが「先生、私はピアノがもっと上手になれるかな~?」と言っていたことが私の心に残りました。お部屋の大家さんNeuwirth(ノイヴィルト)さんが車を出してくださって、ドライブ気分?で楽しいひと時でした。


2月11日(火)

雨風が強く3区Maria Jacobのコンサート会場へ行くまで、何度も傘が飛ばされてしまいました。そんな中でも、マネージャーBrigitte(ブリギッテ)さんのお友だちも聴きに来てくださいました。
2人の女の子の送別会を私のお部屋でしました。ブリギッテさん、ノイヴィルトさんもご招待して日本料理を作りました。薄揚げに玉子を入れて「茶巾福袋」(薄揚げは日本から持参して冷凍保存して有ります)は、ウィーンでの楽しい想い出が春から社会人になる二人に幸せパワーになるようにと思いを込めて腕を振るいました。


2月12日(水)

千佳さんの伴奏19区Fortunaで気持ち良く歌いました。明日帰国を控えた2人の女の子たち、そして大家さんも来てくださいました。舞台の無い会場ですがお客様と親しくお話し出来て和やかでした。コンサート打ち上げのお茶会で初めて出会ったケーキ「インディアケーキ」は私のお勧めです。
2人の女の子たちは、夜に私の部屋で「日記を書く?」(日記はまとめて書くのかなぁ~?)と言って夜遅くまでおしゃべりしながら書き終えていました。ホテルに戻るのかと思ったら「もう一度シェーンブルン宮殿に行って来ます」誰も居ない宮殿を最後に2人で観に行ったようです。
画像は「インディアンケーキ」そして「夜のシェーンブルン宮殿」

 

2月13日(木)
2人の女の子(梨紗ちゃん、えみちゃん)は、たくさんのウィーンの思い出を持って帰国、誰も出来なかった私のパソコン調整を2人は見事に解決して有難い置き土産をしてくれました。
Cobennzlワイナリーの社長ご夫妻と、前回の輸入の報告と次回の打ち合わせをしました。社長ご夫妻はとても親切で日本のことを思ってくださることが嬉しく、私も音楽活動の中でウィーンを大事に思いながらワイン広報をしていきたいと改めて思いました。15区のRudolfsheimのコンサートも和やかで心を込めて歌いました。

2月14日(金)
駅を降りるとフンダートヴァッサーがデザインしたタワーが見えます。これはウィーンの「ゴミ焼却場」で清潔なエネルギーの生産と芸術を融合させています。
今日のコンサートは19区Hohe Warte、この地区は東京世田谷区と友好都市で「世田谷公園」と言われる中に会場が有ります。マネージャーさんが「入口は日本のお寺をイメージさせる」と言っていましたが、私は「そうなのかなぁ~?」と思って見上げていました。

2月15日(土)
美術療法士のRachelさんと村田さんとお茶会をしました。同じ年齢なので人生のことについておしゃべりしたのですが、休暇やリラックスの考えや過ごし方が日本人と違うことが興味深かったです。
Rachelさんと出会ったのはかれこれ20年前…懐かしい思い出がたくさん出てきました。

2月16日(日)
週末は洗濯、掃除や片づけで時間が過ぎていきます。「専門の方をお願いしたら?」と言われるのですが、特に苦にもならず気分転換にもなってしまうのは日本人だなぁ~と思い、昨日のRacgelさんの言葉を思い出していました。
夕方から私のお部屋でピアニスト絵里佳さん、千佳さん、麻衣子さん、翻訳のMichaelaさん、テノールの藤本さんとワインを飲みながら新しいコンサート企画!実現出来ると嬉しい大きな企画なので頑張りたいと思いました。

2月17日(月)
今年の桜の森祭りは4月22日(水)、日本大使館で打ち合わせをしました。
新型肺炎の流行の状況も案じながら、そしてオリンピックのことも関連させて企画を話し合いました。毎年、大使館から御招待を頂きかれこれ10年… 苗木だった桜は大きく育っています。桜の会場で歌えて、私の思う日本を伝える企画が出来ることが嬉しいです。お天気に恵まれることを強く願って今年も楽しく参加させて頂きます!

2月18日(火)
雪の無い2月は初めてかも…マフラーや手袋、ブーツは必需品なはずなのに、半袖姿の人も見かけるくらいウィーンは暖かく小さなお花も咲き初めています。
今日のコンサートは13区Foehrenhofピアノ伴奏は千佳さん、帰りにお茶をしました。クラプフェン(ドーナツの中に杏ジャム)は、見た目よりは甘くなく謝肉祭(ファッシング)近くになると目につきます。

2月19日(水)
会場の名前が「Tamarisuke」(タマリスケ)日本語で考えると面白いと思うのは私だけ? コンサート会場の前に赤い実をつける大きな木が有りました。Hagebutte(ハーゲブッテ)、日本語で「野ばら」の木で、お茶やジャムにしているそうです。ビタミンCも豊富に含まれていて健康にも良さそうです。笑顔とお花がいっぱいの盛況なコンサートでした。

2月20日(木)
ウィーンでのコンサート前半最後のコンサート会場は23区Atzgersdorfです親切なスタッフさんが多く、リンゴを挟んでまわりがサクサクする食感のウェルカムケーキも美味しかったです。今日の伴奏は千佳さん、千佳さんは広島交響楽団との共演(ベートーヴェン協奏曲1番)のコンサートのため数日帰国するそうです。お見送りの時に千佳さんが「帰国したらお寿司を食べるのが楽しみ!」と話したことから、私は今!お寿司が急にとても食べたくなりました。
明日はスロバキアの首都ブラチスラバに早朝から行きます。

2月21日(金)
スロバキアの国立大学には個人名がついて、「日本語学科」はコメニウス大学と呼ばれています。今日は、翻訳・地理・会話の授業を私がさせて頂くことになり?準備に緊張しましたが楽しく頑張りました。大学に到着すると1年生が玄関で揃って待っていてくれて感激してしまいました。スロバキアを行き来する機会は、私がコメニウス大学の橋本玲奈先生と学生さんが大好きになったからです。フランスに留学している沙和ちゃんは、私の自宅で幼い時からピアノを教えていました。その沙和ちゃんが休暇を利用してフランスから会いに来てくれました。授業の途中で迎えに行き嬉しい再会が出来て、その後の授業に参加してもらいました。
 

2月22日(土)
沙和ちゃんとブラチスラバ観光、ブラチスラバ城をゆっくり見学しました。実は何度も見上げている「ブラチスラバ城」へ、私は未だ行っていないのです。やっと念願が叶いました。印象に残ったのがこの地の絵画の色合いです。
夕方にウィーンに戻って、少しウィーン観光! 沙和ちゃんの万歩計はこの1日で2万3千歩以上が表示されていました。
2月23日(日)
一時帰国を前に(次回は4月13日~)、午前中は片付けものをして、夕方は私の部屋でマネージャ―、大家さん、そしてピアニストの絵里佳さんとお茶をしながら前半のコンサートを振り返り、4月からの後半のコンサートに繋げました。ゆっくり話し合いが出来て、今後の目標も伝えられたので有意義な時間でした。夜は、ハンガリーに日帰り旅行をして来た沙和ちゃんが寄ってくれて絵里佳さんも一緒に夜遅くまでおしゃべりに花が咲いてしまいました。

2月24日(月)
沙和ちゃんにウィーン観光案内をしました。近頃は私のお勧めプランとルートがいくつか出来て、ご案内の度に感動して更に私はウィーンが好きになります。ウィーンに来た頃は、地図と英語とドイツ語の辞書を持って迷いながら辿り着いた思い出の目的地ばかりなのでご案内出来ることが嬉しいです。
フランスに戻る沙和ちゃんに簡単な和食、朝からお出汁をとったお味噌汁を作ってお夕飯を一緒にしました。ウィーン最後の夜を静かに過ごしました。
2月25日(火)・26日(水)
コロナウイルスの拡大は、オーストリアの隣国イタリアでも多くの感染者、スイスでも確認されています。マネージャー、大家さん、そして私の信頼する方々から「帰国を留まった方が!」と案じて頂き考えましたが、私は帰国する決心をしました。次回は4月13日訪墺、後半のコンサート活動を控え、私の胸中は不安で穏やかでは無いです。

オーストリアは顔を隠すことは法律で認められていないので(例外は有り)、街ではマスク姿は見られませんが、帰国の機内は私も含めマスクをして除菌シートを手にしている人を多く見かけました。咳をする人がいると気になって、時に振り返ってしまいます。
東京羽田の方がウィーンより寒く感じました…今日が特別寒いようですね。
この事態拡大を最小限に抑え、被害者が増えない終息の日を祈るばかりです。

最後まで読んでくださって有難うございました。
また、ウィーン通信32を頑張りますね!
引き続き宜しくお願い致します。
                         AKIYO CHIBA





気付いたこと、感想など 『交換ノート』 に書き込んでくださいね。

Akiyo


トップページへ