台  湾  通  信

Part 12

10月24日(水)

台湾で活動をして10年目を迎える記念の年になりました。長かったような、短かったような音楽を通して、たくさんの笑顔と優しい心の温かさに出会ったことは私の宝物です。感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います。
機内では、初めて台湾に行かれる方々とお話しする機会が有りました。台湾が50年間も日本であったことを知らなった方もいらして「より親しみを感じ台湾が好きになった」とおっしゃっていました。台湾桃園国際空港には、いづみ先生がお迎えに来てくださいました。


10月25日(木)

台湾のYAMAHAで、いづみ先生と練習をしました。練習するほど間違えが増えてしまうようになってしまいました。気を取り直して?いづみ先生に台湾のお茶屋さん「新純香」に連れて行って頂きました。試飲、試食の範囲でお茶が三種類、お菓子は全種類で二皿も!こんなお店もあるのだと感心しました。何だかインターネットの繫がりが良くなく、パソコン、携帯電話も送信が出来なくなってきて気になって仕方が有りません。こうならないように、日本で調整してきたのになぁ~


10月26日(金)
日本人会で元気っ子、ベビークラブ「あきよせんせいと、おんがくであそぼう!」を行いました。
ベビークラブのちびっ子ちゃんは、ハロウィンの衣装で参加してくれました。「バイバイ!またね」と言うと「バイバイはいやだ~」と泣き伏せてしまった女の子、愛おしくて思わず手を差し伸べてしまいました。夕方は澤田先生が日本からご到着、私の住む東大和市に訪れてくれて交流コンサートを行った「薪傳介壽管楽団」の皆さんと懐かしい再会の夕食会が有りました。

10月27日(土)

今年で8回目の台北日本語授業校での音楽授業でした。毎年の再会の度に成長している生徒さんに驚き嬉しさが込み上げてきます。歌声がとても素敵になっていました。午後は新幹線で「新竹」へ、一か月前にオープンした音楽教室で親子コンサートでした。入場にキャンセル待ち?が有るとのことで、新竹の方々は私をアイドルと間違えているのではないかなぁ~と思ってしまいました。元気に賑やかなコンサートになりました。高層ビルが立ち並ぶ新しい街で、まあるいお月さまを見ながら台北に戻りました。


10月28日(日)

新幹線で「台中」に移動しました。パソコン、携帯電話が繫がらなくて「無ければ何とかなる」と思いながらも気持ちがスッキリしないでいました。台中ではお世話してくださる方と昼食、その時に携帯が応急ですが繫がるようにしてくださいました!コンサートは振英会館のホール、何と宿泊施設も一緒なので着付け、リハーサルと順調に進みました。コンサートには弱視の陳くんのピアノ演奏で歓迎してもらい、そして台中の子どもたちといっしょに「まどみちお」さんの童謡を歌いました。初めての会場でのコンサートは皆さまのお力のおかげで大成功だったと思います。


10月29日(月)

台中市私立恵明盲学校、目が見えないこと更に加えて障害を持つ方々の全寮制の学校です。校内は明るく皆さんのびのびとしています。音楽にも力を入れていて全身で表現する学生さんたちの音楽の授業を見学しました。音楽のレベルも高く才能を感じます。コンサートでは、一緒に日本語で「ふるさと」を歌いました。日本の皆さまにも聴いて頂きたかったなぁ~と思いました。中国語と日本語で私とデュエット、「となりのトトロ」では大盛り上がりでした。コンサートが終わると「ぼくの演奏を聴いて!」とピアノの取り合い?になり、いつまでもコンサートが続いてしまうことになりました?!その光景が微笑ましく大笑いしながらも熱いものが込み上げてしまいました。

10月30日(火)

90歳になられる曽先生が人生をかけた「栄星幼稚園」は、訪園コンサートをして8年目になります。素直で子どもたちばかりなのでコンサートも和やかで楽しいです。 午後は、台北市立大学で澤田先生の講義「ブラームス後期のピアノ作品」でした。とても日本語の上手な学生さんがいらして、いつかは日本で仕事をして生活をしてみたいそうです。明るい性格で声も綺麗で細かいところに気がきくお嬢さんで、何だか日本でも活躍されそうなパワーを感じました。


10月31日(水)

国立病院の中にある「栄光幼稚園」の張園長先生は優しくて素敵です。園長先生の手作りのステージで迎えてくださり、他会場のコンサートのポスター、プログラムの印刷も引き受けてくださいます。ご父兄(病院関係)もたくさん集まってくださって、いつも賑やかで楽しいコンサートです。 午後は、国立師範大学で澤田先生の講義「ブラームス後期のピアノ作品」を学生さんたちに混じって聴講しました。学べることの喜びを改めて実感!嬉しくなってしまいました。


11月1日(木)

ニ階席も有る立派な会場「雙連教会 松年大学」は、ピアノはイタリアのファツィオリが設置されて大きく立派な会場です。澤田先生のブラームスが美しく響いていました。「来年は一緒にお昼食べましょう!」「来年も必ずいらっしゃい!」声をかけて頂けることが嬉しいです。午後は国立台湾大学文学院日本語文学系の2年生に、音楽授業コンサートをしました。日本の歌「朧月夜」を一緒に歌ったり。「みかんの花咲く丘」の手遊びもしました。メインは「皆さんの好きな歌を翻訳して日本語で歌ってください!」私の無茶振りの課題でしたが、3グループの発表は素晴らしかったです!学生さんたちの寄せ書きは文も文字も美しく完璧で感激しました。


11月2日(金)

午前は輔仁大学(音楽系)の素晴らしいホールで、澤田先生のブラームスの講義でした。虞さんの音楽通訳、いづみ先生のPPTは絶妙で素晴らしいサポートをされていました。午後は交流協会(国交が無いので大使館のような働きをするところ)文化ホールで、日本語世代の友愛会&台湾歌壇、そして日本語学習者対象のコンサートでした。最初から最後まで一緒に力いっぱい、心を込めて歌いました。今年も高雄から新幹線で車椅子の高齢のご婦人が来てくださり再会を何度も喜び合いました。来年も元気にお会いすることを笑顔でお約束しました。夜はTIPLOの(台湾国際専利法律事務所)所長さんが、特別会場で10周年のお祝いをしてくださいました。感謝の場を準備するのは私の方なのに、台北市の夜景が心に沁みて美しかったです。


11月3日(土)

今日は昨日の交流協会で一般コンサートでした。10周年の感謝の気持ちと思いを込めて歌いました。砂川先生の司会は素晴らしく、中国語、台湾語と要所を察して進行してくださいます。澤田先生の演奏は心地よく、美しい音楽の世界へ静かに誘ってくださいます。先生の伴奏で何も心配なく歌える私は歌い手として幸せ者です。いずみ先生の伴奏は「一緒に音楽しようよ~!」と、先生の優しいお人柄を感じます。華道家の余さんのお花は会場を華やかにしてくださいます。夜は「三花」という日本料理のお店でお夕食会でした。


11月4日(日)

お洒落なお店が入る誠品ビルに、Yamaha(誠品信義店)のお店が有ります。日曜日の午後、さすがヤマハ!二台の楽器を使って豪華なコンサートでした。昨年、苗栗で4つのコンサートを行った時にお世話になった楊さんはお姉さまと来てくださいました。お客さまの笑顔がコンサートを盛り上げてくださいました。終わりに近づく台湾のコンサートツァーに胸が熱くなってしまいました。実行委員の皆さま方と打ち上げ会皆さまと出会えたから「おしゃべりコンサートin台湾」は10年を迎えることが出来ました。嬉しさと感謝の気持ちで台湾に足を向けて休むことが出来ません。今年は何度か不安、迷いに陥ってしまったことが有りましたが「やっぱり、どうしても台湾の活動をこれからも続けたい!」との気持ちの方が、更に強く勝っていることに気がついた私でした。


11月5日(月)

日本語世代の方々が日本語で活動されている玉蘭荘は、皆さまに温かく迎え入れて頂き台湾の家に帰って来た気持ちになるところです。8年前、玉蘭荘を訪れた機会から台湾の歴史、日本との関わりを私なりに調べ考えました。コンサートの最後に「夕やけこやけ」を一緒に歌いました。おとなりと手をつないで笑顔で歌われている様子を見て目頭が熱くなりました。2018年「おしゃべりコンサートin 玉蘭荘そして台湾」最後の感動のコンサートでした。夜は、国立台北教育大学音楽学系の、歌劇「マノンレスコー」(コンサート形式)を国家音楽ホールに聴きに行きました。3年前、私もこの素晴らしい舞台に立たせて頂いたことを思い出していました。


11月6日(火)

曇り、雨の日が多かった台湾の滞在でしたが、帰国日は気温も上がり青空が見えていました。お名残り惜しいお見送り、TIPLOさんが高級車で桃園国際空港まで送ってくださいました。台湾の方々からたくさんのパワーを今年も頂きました。
台湾が大好きです! 機体が台湾の地からふっと離れる時に感無量になりました。
感謝の気持ちを込めて 有難うございました。謝謝・






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Akiyo


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